実家の相続でよくある兄弟トラブル例とは?トラブルの解決策と予防法を解説 | 東京23区の土地・戸建て・マンション購入|モリモト・トラスト
実家の相続でよくある兄弟トラブル例とは?トラブルの解決策と予防法を解説
遺産相続の機会では、兄弟間で実家の相続について揉めるケースが少なくありません。
兄弟間で相続に関してトラブルを起こさないために、相続でよくある事例と、今からできる予防策をあらかじめ知っておくと安心です。
今回は実家の相続において、兄弟間で起こるトラブル例とその原因、解決策と予防法を解説します。
実家の相続で起こりやすい兄弟同士のトラブル例と原因
実家の相続で起こりがちな事例は、兄弟間で親の介護負担に偏りがあるパターンや、遺言書の内容が不公平なパターンなどです。
子どもが親と同居または近くに住んでいた場合、親の介護負担が集中することが一般的です。
長い間介護してきた当事者は、ほかの兄弟よりも遺産を多くもらいたいと主張するケースがあります。
しかし、遠方の兄弟としては、近くに住んでいた家族が介護するのは当たり前であり、平等に分け合うべきだと衝突してしまうケースが少なくありません。
この事例における原因は、寄与分に関する理解が足りない、介護負担に対するねぎらいと感謝の気持ちがないことが挙げられます。
寄与分とは、被相続人の財産の維持や増加に貢献した場合に、ほかの相続人よりも相続財産を多く分けてもらえる制度です。
介護の方法や兄弟間の負担について事前に話し合っておけば、未然に防げるトラブルと言えます。
このままではトラブルに発展しかねないので、遠方の兄弟は介護してくれた事情をふまえつつ、妥協点を探っていく流れとなるでしょう。
もう一つの事例としては、特定の相続人にのみすべての遺産を相続させるという遺言書が残されているパターンです。
ほかの相続人から見れば、遺言の内容に納得できないケースがほとんどでしょう。
遺言書を作成する際に、最低限の相続分をもらえる遺留分について、話し合われていなかったことが原因です。
遺留分は法律で決められている権利なので、ほかの兄弟から請求を受けた場合は応じる必要があります。
なお、遺留分として支払う金額は、お互いの合意があれば自由に決められます。
したがって、被相続人の意向を入念に説明したうえで、冷静な話し合いが必要です。
実家の相続で起こる兄弟同士のトラブルの解決策と予防法
兄弟間の相続トラブルを回避するための予防法は、当人同士でさまざまな情報を明確にし、共有しておくことです。
誰が相続人になるのか、法定相続分と遺留分の違いなど、相続に関わる全員が把握しておかなければなりません。
実家の相続で揉めた際は、実家を売却して現金に換え、兄弟間で分割する「換価分割」にする方法があります。
生活スタイルが異なる兄弟間でも、現金で分ければ不公平感が解消されるケースが多いでしょう。
もしくは相続人の一人が実家をまるごと相続したあとに、ほかの相続人に相続分に合わせた現金を配分する「代償分割」をするのも一つの方法です。
実家を手放す必要がなく、話がまとまりやすくなります。
まとめ
兄弟間で実家を相続する場合、金銭のように単純に分割できず、価値がわかりにくいため、揉めてしまいがちです。
相続人同士で対応について入念に話し合っておけば、スムーズに相続を進められます。
万が一トラブルになった際は、ご紹介した解決策を参考にお役立てください。
私たちモリモト・トラスト株式会社は、豊富な情報と知識でお客様の住まい探しをサポートいたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
ページ作成日 2021-11-30
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